千年の歴史ある影絵芝居、今も地元で愛される「孝義皮影戲」 山西省
ソース:新華社作者: 2024-04-25 15:50
山西省孝義市の中心部にある広場で影絵芝居を楽しむ人たち。(3月20日撮影、孝義=新華社記者/解園)
中國山西省孝義市の中心部にある広場でこのほど、同市の伝統影絵芝居「孝義皮影戯(ピーインシー)」が上演された。
午後7時ごろ、広場に白い幕が設けられ、神話劇の「収五毒」という演目が始まった。歌と共に、中國伝統文化の古典キャラクターで道教の神でもある哪吒(なた、哪吒太子)が幕上に飛び出し、恐ろしい形相の妖怪と戦った末にこれを制圧した。上演が終わると、影絵師の武俊禮(ぶ?しゅんれい)さんは観客から喝采を浴びた。
中國の影絵芝居は、皮や紙で作られた色とりどりの影絵人形を使い、音楽や歌に合わせて演じる芝居。影絵師が幕の後ろで木の棒を使って人形を操り、半透明の幕に光を當てて躍動感のある影絵を生み出す。千年余りにわたり、この光と影の蕓術は中國人に數え切れないほどの目と耳で楽しむ盛宴を提供してきた。このため、影絵芝居は「いにしえの映畫」と呼ばれることも多い。
「孝義皮影戲」は中國の影絵芝居の重要な位置を占める一流派であり、地元で出土した古い墓の壁畫から、金?元時代にすでに上演されていたことが明らかになっている。麻紙をのりで貼った窓を幕に使い、その後ろにつるした麻油燈(ごま油ランプ)で影を照らしたため、「燈影児」「紙窓子」とも呼ばれていた。豪放な造形で、簡潔ながら誇張した表現をしており、線は力強く、豊かな趣がある。影絵人形は、明代以前は羊の皮で作られていたが、清代になると牛の皮が用いられるようになった。
影絵は演出の道具であるだけでなく、美しい蕓術品でもある。昔の壁畫や剪紙(せんし、切り絵細工)、演劇の衣裝、民俗絵畫、吉祥図案(縁起物の図案)などの蕓術要素を取り入れ、陰刻?陽刻、工筆重彩(緻密な筆遣いと豊かな色彩の絵)など獨特の表現方法を用いており、精神性も兼ね備え、真に迫った蕓術を生み出すことで、獨特の蕓術的魅力を発揮している。影絵師は多くの場合、特別の熟練した技を持ち、一人で同時に何體もの影絵を操るほか、さまざまな楽器を演奏することもできる。
中國の影絵芝居は、文化や歴史、信仰、その土地の風習などを伝えるもので、知識を広めるとともに文化的価値を高め、地域社會、とりわけ青少年や子どもたちに喜びをもたらしている。
編集:董麗娜
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